JFDA AWARD

JFDAアワードは協会の設⽴20周年を記念して発足し、

隔年で相手国から受賞者を決定する賞です。

フィンランドと⽇本のデザイン文化を刷新する

優れた創造あるいはデザイン文化の発展、継続に寄与し、

両国の⽂化交流を促進したデザイナー、建築家、功労者を表彰します。

 

第2回 JFDA  AWARD

第2回 JFDA AWARD は日本側の審査委員会により昨年(2022年)9月から審査が行われています。

厳正な審査会議と投票により受賞者を決定し、3月下旬ごろに発表される予定です。

 



2021年5月にJFDA AWARDが創設

 第 1 回の授賞者は、JFDA フィンランドによる審査の上、渡邊大志様(早稲田大学創造理工学部建築学科准教授)に決定し、コロナ禍による諸般の事情から贈呈式は2021年9月21日に東京のフィンランド大使館敷地内の Metsa Pavillion で開催されました。

 緊急事態宣言が発令されている状況での授賞式でしたので、参加ゲストも 13 名と限られ、感染を防ぐための配慮がなされ、渡邊様の展覧会のオープニングと合わせて、会場参加者とオンライン参加者のハイブリッド形式で行われました。

 Pekka Orpana 駐日フィンランド大使のご臨席をいただき、ご挨拶の中でMetsa Pavilion についても触れられ、会場のテーマが「自然、テクノロジー、サステナビリティ」で、フィンランドの木造建築とデザインを代表とする特色がよく生かされていて、授賞式にふさわしい会場でした。(ちなみにこのパビリオンは東京オリンピックを記念して建設されたもので、建材は全てフィンランドから輸入されました。オリンピック終了後建物は解体され今は見ることができません)

 

 渡邊様からはご自身の展覧会「ひとつなぎの建築」の説明がなされました。2019 年にサバティカルで 1 年間ヘルシンキのアールト大学で過ごされた中で考察し、まとめられた内容が展示されていました。この展覧会は東京を皮切りに、ヘルシンキ、ベルリン、ワイマールでの巡回展が行われました。

(写真はプレゼンターのフィンランドセンター所長アンナ=マリヤ・ウィルヤネン様から渡邊様へ賞状が伝達されるところです)