デザインという言葉および概念について諸説ある中で、
本会は特に次の意味づけを重要視しています。
それは、「デザインとは目的を達成するためのしくみづくりという考え方である」というものです。
本会はもともと、ユリヨ・ソタマ氏(ヘルシンキ芸術大学学長・当時、アールト大学創設者)が、
日本におけるデザイン領域の窓口が一点で機能しうるしくみを求めて
榮久庵憲司氏(GKデザイン機構創立者)に働きかけたことにより、2000年6月に発足しました。
時代は今、インターネットの普及、グローバリズムの進展を経て、AIの開発と適応という
新しい局面にさしかかっており、わが国では少子高齢化社会という前提抜きには
将来を設計しがたい状況に至っています。
まさにこのような時代にこそ、あらゆる分野において
デザインという概念が果たす役割は大きいと言わなければなりません。
フィンランドは、日本にあってはデザインの国として大きな注目を受けてきていますが、
この国の持つデザインの本質を吟味・紹介しつつ、外交関係100年を祝賀するこの機会に、
次世代への展望を持った活動をいっそう進めてゆくべく、協会を再編いたしました。
日本の社会と文化は、遠く縄文の太古からさまざまな時代を超えて醸成されてきましたが、
そのなかでも生活文化というべき物事を今日的視座で玩味し、
フィンランドを窓口とした新たな国際交流の機会を提案していきたいと考えています。
本会は上記の趣旨に賛同するデザイナー・モノづくりを業とされる経営者・一般の方々の入会を
歓迎し協働を促進するものです。
2018年3月 京都にて
上記趣旨の目的達成のために次の事業を行う。
1.セミナー、シンポジウムの企画、開催
2.会員相互の交流
3.会報の発行
4.出版物の刊行
5.情報発信
6.コンサルテーション
7.研修旅行の企画・実施
8.その他必要と考えられる事業
名称 | 日本フィンランドデザイン協会 |
創立 | 2000年3月 東京にて |
創立者 | 栄久庵憲司(GKデザイングループ創設者) |
再編 | 2018年6月 京都にて |
理事長 | 島崎信(武蔵野美術大学名誉教授) |
副理事長 | 小野寺純子・遠藤悦郎(在フィンランド) |
理事 |
浅井俊子・稲盛豊実・榎本信之・小泉隆・小林孝之助・ 鈴木敏彦・萩原建太郎 |
監事 | 北林功・西谷剛毅 |
事務局長 | 高林素樹 |
事務局連絡先 | jfda019@gmail.com |
規約 |
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